今や安定と言われた公務員でもリストラのような事態が起きていますね。
公務員の方に対して能力を測ったものの、規定に達しなかったという理由でしたが。
こうした公務員に関するマイナスなニュースは今に始まったことではありません。
こういう事案が報道されるたびに志願者の減少にも繋がります。
公務員でもリストラされるんだ・・・と感じてしまうと、夢や希望を持てなくなるのでしょうか。
実際に公務員志願者も減少傾向にあり、ここ数年の受験者数も減っています。
志願者にとって、果たしてこれはチャンスなのか、ピンチなのか。
また、夢を掴むために選ぶ場所は学校なのか塾なのか。
それらを解説していきたいと思います。
志願者が減ることのチャンスとピンチ
志願者が減るということは、単純に考えてライバルが減るという認識で良いです。
毎年100人受験していたのに、今年は50人しかいなければ、
これはチャンスだと考える人がほとんどでしょう。
志願者が減って困るのは主催側
志願者減少をピンチと捉えるのは、何を隠そう主催側です。
試験を実施するまでの準備、採用に至るまでの日程調整や試験の準備、
運営する職員の確保など多岐に渡る業務を行なっているにも関わらず、
志願者が想定よりも少ないとなると、予算の無駄という声がどこかで挙がりそうですよね。
志願者側にとってピンチになるケース
実は志願者側にとってピンチになるケースは、採用枠の減少です。
主催側は、志願者が少なくなれば、予定していた採用数よりも減らそうと考えます。
良い人材が確保出来る可能性が少ないからです。
とにかく今年の試験で10人採用しなければ仕事を回せない!!
そう思って試験をしたところ志願者は少ない。
ここで誰でも良いから10人を採用して、仕事を回るようにしよう!
そんなことを主催側は考えません。
無理して採用する必要はないか・・・という結論から、
予定より少ない5人の採用に止めることもあります。
ライバルも少なくなって、採用枠も10人なら合格できる可能性が高いぞ!というのは、
意外と安易な考えかもしれません。
もちろん、少ない受験者数にも関わらず、優秀な人材が10人いれば採用されます。
ピンチでもありチャンスでもあるということですね。
公務員を目指すなら学校か塾か問題
志願者が少なかろうが、目指すために勉強をすることは必須です。
勉強は筆記だけでなく、面接や職種に対する情報収集なども含まれます。
それらをどうやって勉強するかについてですが、
結論から話すとどこでも良いと思います。
公務員試験は高校3年生から受験できるので、
高校までの勉強を積み重ねていれば合格できる可能性は十分にあります。
ただ、公務員試験独特の科目があるため、どこかで対策を取れるのは有効だとも感じます。
それを踏まえた上で気をつけるべきことがあります。
のべ人数に騙されない
学校でも塾でも、よく「合格率◯%」とか「合格者◯名」なんて言っていますよね。
ホームページに載せていたり、学校にでっかい横断幕を出していたり。
ここで注意すべきは「のべ人数」です。
言葉で言うと難しいのですが・・・
例えば100人の生徒がいる学校だとします。
公務員試験に合格したのは50人だとすると、100人の半分なので合格率は50%ですね。
これは実際の人数に対して出している人数とか合格率なので「実数」と言われます。
では「のべ」になるとどう表現するのか。
合格した50人のうち10人が、2つの試験に合格している。
そうすると、10人✖️2個=20人が合格したと考えるのが「のべ」です。
これで考えた時に、合格者は「のべ60人」という表現を使い、
実際には50人が合格しているけど、2個合格している人が10人いるから、
あと10人足した人数で「のべ」を使ってアピールしたりするんです。
実績を見るなら「のべ」ではなく「実数」
「のべ」の表現が悪いわけではありませんが、
何も知らずに数字を見ていると、どこも凄いんだな〜としか感じません。
同じ100人の生徒がいる学校や塾で、
片方は100人のうち95人合格している、
もう一方は100人のうちのべ95人合格しているよと言われれば、
もう一方の学校は、実際には70人しか合格していない場合もあります。
そういった実績を見せてくる学校があれば、「実数では何人ですか?」と聞くのが良いです。
実数では50人だと言われれば、合格率50%の学校!?となるわけです。
そういった場所を選ばないように気をつけてください。
学校や塾は無料ではないですし、間違って入って高いお金をかけてしまって、
合格できなかったとなれば悔やんでも悔やみきれません。
しっかりと数字の見方を知った上で進路選択をしましょう。
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