

それでは、今日も「濃度」の続きをやっていこう!
前回は解き方を主に教えたけど、覚えているかな?

もちろん覚えてます!!!
①コップの絵を描いて、②上下に数字や文字を入れて、
③掛け算をすると式が作れました!

あの方法を使うと「濃度」の問題が簡単になりました!
でも先生、全部の問題にこの解き方が使えるんですか?

あの方法は凄く便利だよね!
「ほとんど」の問題に使えるし簡単!
時々この方法で解けない問題があったりするから、
「ほとんど」っていう言い方にするね!
ただし、早い方法があるのに、この解き方にこだわるのも、
実は良くないことなんだよ。
この問題を見てみよう。
水は0%、塩は100%
【問題】
20%の食塩水500gには食塩は何g入っていますか?

これも絵を描けば良いよね?
食塩水は水と塩を混ぜて出来上がるから、
水のコップ、塩のコップ、出来上がりのコップで、
3つ描けば良いや!
それで、出来上がった食塩水の上が20%、下が500g、
問題で聞かれているのは塩がどのくらいか聞いているから、
塩の重さを「X」gにして、水は「500−X」gだ!!
ってあれ??水と塩の濃度が分からないや💦


レン凄い!!!
濃度嫌いって言ってたのに、これだけ出来るようになったんだね!
塩と水の濃度は、味をイメージすると良いよ!
水って味がないから0%、
反対に塩は塩だけだと濃ゆくて塩辛いから味が100%!
これでどうかな??


おー!!すげー!!
めちゃくちゃ分かりやすい!!!
水は0%、塩は100%!
もう覚えたよ!

2人とも凄いね!!!その通り!
覚え方も分かりやすいね!
それじゃあ式を作って、そのまま解いてみよう。


先生、俺もう完璧っす!

それじゃあ・・・
この問題が1分で解ける方法があったら知りたい?

1分!?
嘘だ〜!💦
一つの解き方にこだわらない

式は「500×0.2」で100g。おしまい。
もしかしたら、1分もいらない。
一つの解き方だけを使ってばかりだと、
早く解ける問題にも時間を多く使ってしまったりする。
だから、解き方をいくつか持っているのは武器になる。
もちろん、苦手な人はまず一つの解き方をマスターして、
問題を解けるようになることが優先だから、
レンくんは今の所順調だよ!

ありがとうございます!
でも、この早い解き方は意味が分からないです!

「%」って割合の考え方と同じですか?

どゆこと・・・・・?😭

レン君、大丈夫だよ。笑
そもそも「濃度」っていうのは「濃さ」のこと。
濃度20%の食塩水というのは、
この「食塩水500gのうち20%が塩」って意味だよ。
食の割合が20%ってことだね!
大事なのは、%の計算ができるかどうか。

😭😭😭😭😭😭

大丈夫!
%って本来はそのまま計算に使っちゃダメだったよね?
通常は小数や分数にしてから計算に使うんだ。
%や◯割の計算で必要なのは、
%や◯割を小数や分数にしたり、
小数や分数を%や◯割にすることが出来ること。
今後も考えると、オススメは小数なので、
今回は小数をまとめたものを書くね!
これを見てちゃちゃっと覚えちゃおう!
ポイントは小数点を2つずらす!


%を小数へ、小数を%へする場合、
100で割るとか、100を掛けるのが普通と言われているけど、
その計算で時間かけられると時間をロスしちゃうから、
今回はこれでいこう。
ちなみに、100を賭けたり割ったりするのは、分数でも同じだけど、
頭のどこかに置いておくくらいで大丈夫!

2つずらすのは簡単だけど、
どうやって計算するの?

「何」の20%かっていう、この「何」に%を掛け算すると良いよ!
今は食塩水500gの20%って言っている。
そこで、20%を0.2の小数にして、500に掛け算するんだよ。
他にも、200円の30%とか、30人のうち10%とか。
「何」の◯%なのかが分かれば、%を小数にして掛け算するだけで、
その数がわかるんだよ。

30%を2つずらして0.3
「200円」の30%だから、200に掛け算。
200×0.3=60円
10%は0.1で、「30人」の10%だから、
30×0.1=3人
こういうことですか?

そういうことだね!もう理解できたね!
これを基準に持っておくと、
これから「割合」の分野や「利益」の分野でも使えるから、
忘れないようにね!
こうやって、「濃度は濃度」、「割合」や「利益」とは別!
というように、別々にして考えずに、共通する部分を上手に見つけながら、
問題と向き合えるようになっていこうね!
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