公務員試験の難易度解説!高卒で目指すのはアリ?それともナシ?

学校通信

公務員は安定しているっていうけど、結局難しいの?どうなの?と思っているアナタ。

公務員の難易度は高い?

高卒と大卒ではどちらが良い?

公務員と民間企業では?

そんな疑問にお応えする内容になっていますので、ぜひご一読ください。


公務員試験の難易度解説!

公務員試験で気になるのが難易度。

まずはそのランキングを見てみましょう!

難易度ランキングはどうなっている?

Googleなどで「公務員試験難易度ランキング」と検索するとこのように出てきます。

1位:国家総合職・裁判所事務官(総合職)

2位:国家専門職(外務省専門職・防衛省専門職)

3位:国家一般職・国税専門官・地方上級

4位:市役所・皇宮護衛官・海上保安官

5位:警察官・消防官

これは大卒や高卒なども入っているため、大卒と高卒で分けてみます。

【大卒向け公務員試験難易度ランキング】

1位:国家総合職・裁判所事務官(総合職)

2位:国家専門職(外務省専門職・防衛省専門職)

3位:国家一般職・国税専門官・地方上級

4位:東京都庁・大都市圏県庁・政令都市・東京特別区職員(大卒)など

5位:国家公務員一般職(大卒)・国立国会図書館一般職・裁判所事務官一般職など

【高卒向け公務員試験難易度ランキング】

1位:裁判所事務官

2位:皇宮護衛官

3位:国家一般職(各省庁)

4位:地方公務員

5位:海上保安官

さて、職種名が並んでいますが、率直にどう感じますか?

名前も知らない公務員の職種がありますか?

これだけを見ても今ひとつ分からない方が多いと思いますので、

そもそも難易度って何かを解説していきます。

試験内容が難しいわけじゃない?

公務員試験の難易度は「問題自体が難しいわけではない」ところを押さえてください。

大卒と高卒では学歴の違いから比べる必要がなく、当たり前に差があります。

そこに難易度はありません。

大卒で大きく違うのは「専門試験」が入ること。

法律やミクロ・マクロ経済学といった専門分野の問題が出題される点です。

一般試験で出るいわゆる「国語・算数・理科・社会・英語」などでは、

職種によっては大差ないこともあります。

では難易度とは一体何か。

募集枠に対する倍率

ズバリ難易度とは「募集枠に対する倍率」です。

例えば、募集枠10名に対して受験者が100名いれば「倍率10倍」です。

募集枠が少なく、受験者が多くなるほど倍率は上がります。

その最たる例が「沖縄県」です。

沖縄県は大手民間企業が少ない点もあり、

「安定」を求めて公務員になる傾向が強い県です。

そして、沖縄県の各職種に対する倍率は以下のようになります。

国家一般職 沖縄区分 倍率7.2(申込者389名のうち最終合格54名)

国家税務職 沖縄区分 倍率8.9(申込者71名のうち最終合格8名)

裁判所事務官 福岡高等裁判所管轄 倍率16.8(申込者1,342名のうち最終合格65名)

那覇市初級 倍率26.7(申込者80名のうち最終合格者3名)

一例ではありますが、最終合格が数名、または数十名の枠に何百名、何千名が受験することもあります。

そして、地方になると一桁台の採用枠に対して100名近くが受験します。

これらのことから、

単に試験問題が難しいのではなく、

採用枠や倍率に難しさがあるというのも事実です。

これから挑戦しようとしている方は、

自分が目指す職種の採用枠や倍率を調べておくと良いでしょう。

高卒で目指すのはアリ?それともナシ?

最後に、高卒で公務員を目指すのはアリかナシかについてです。

ズバリ!「アリ」です!

高卒でなれる公務員とは?

まず高卒でなれる公務員の職種は数多くあります。

4月から高校3年生になる方は、受験資格があり、

海上保安官、国家一般職・税務職、裁判所事務官、消防士、市役所、警察官など様々受験可能です。

自分自身がどんなことに興味を持ち、何をしたいのか。

それが明確であればあるほど、選択できると思います。

情報を収集し、試験日や試験科目を調べて早く動き出していきましょう!

高卒で公務員になるメリット・デメリット

高卒で公務員になるメリットは、「お金」です。

つまり、周りが大学や専門学校へ進学する中で早期に就職できることです。

就職しているということは給与が発生します。

アルバイトなどに比べれば大きく差がつき、「賞与」も必ずもらえます。

高卒で公務員になっても、最初の給与は低いですが、

2年後に専門学校を卒業してきた友人の初任給、

4年後に大学を卒業してきた友人の初任給に並ぶことも考えられます。

仮に下回っていたとしても、それまでに稼いだ額には既に差が生まれている状態です。

また、信用も高く、車や住宅などの購入時に「ローン審査」が通りやすいのもメリットですね。

デメリット面は、先ほど少し話した初任給の低さです。

もしかしたら、民間企業のそれよりも低い可能性があります。

しかし、必ず「賞与」があります。

民間企業、特に中小企業では「賞与」に消極的だったり出ない会社もあります。

高卒でオススメの職種

こういったデメリット面をカバーできる職種に「海上保安官」があります。

海上保安官は、国家公務員かつ保安系の職種であることから、

その初任給は大卒にも引けを取りません。

その額およそ「手取り30万」です。

私の教え子でも、

専門学校を20歳で卒業し、第11管区(沖縄県)の離島勤務(宮古島・石垣島)となり、

手当も重なったことから初任給で手取り30万を達成していました。

9月頃には新車の車を買っていて羨ましくなりました・・・。

お金が全てではありませんが、

困り事のほとんどをお金が解決すると言われています。

変に遠慮せず挑戦してみるのも良いのではないでしょうか。

まとめ

・公務員試験の難易度は学歴よりも採用枠や倍率にある

・高卒で公務員試験に受かることで周りと「お金の面」で差がつく

・高卒で目指すなら海上保安官

これからの人生をどのように過ごすかは自分次第。

周りの進路選択や言葉に惑わされずに、

しっかりと自分で進路選択をしましょう!


コメント

タイトルとURLをコピーしました