
では今日から「割合・百分率」の分野に入ります。
この分野は「濃度」で触れた%と小数が活きるので、
思い出しながらやっていきましょう!

%と小数の計算はバッチリ!
今回は自信持ってやれそうです!

私は少し不安。
%の計算をする時、
「500円の20%」っていう計算はできるけど、
20%増しとか20%減とかはまだ時間かかるなあ。

ではその計算ができるように、
基本の部分を伝えていきますね!
「1」を基準にして考える
例題
昨年の60人から20%増えた。今年の人数は何人ですか?

ノアさんが言っていたのはこういう時にどうするかだね。
ちなみに今の%の計算でも出来ますよ。
①まずは60人の20%を出す。
20%→0.2
60×0.2=12
②12人増えたということなので、60人に加えます。
60+12=72
よって、正解は72人。
ノアさんはこの計算はできるかな?

はい!
ただ、2回計算しているので、
ちょっと効率が悪いと感じています。
本番の試験は時間との勝負。
これを少ない計算でできないと、
同じ問題の中で他の人より多く計算しそうです。

この計算が早くなるためには、
「1」を基準にした考え方がオススメです!
20%→0.2
この0.2を「1」を基準にして考えていきます。
・「増」なら「1」に加える
・「減」なら「1」から引く
今回は「増」なので、
1+0.2=1.2
これを「元の数」に掛け算します。
今回は60人から20%増えたので、60人が元の数になります。
60×1.2=72 よって72人

なんか計算が最初のより増えた気がする。笑

初めて聞く考え方だからね。
まとめてみようか。
①%を小数にする。
②「1」を基準にして、
・「増」なら1に足す
・「減」なら1から引く
③②で出た数を「元の数」に掛ける。
これを覚えておこう!
別の例題を出すのでやってみよう!
例題
昨年の60人から30%減った。今年の人数は何人ですか。

①30%→0.3
②「減」なので「1」から引く
1-0.3=0.7
③「元の数」は60人なので、
60×0.7=42
だから、答えは42人!

正解です!素晴らしい!
これが早く頭の中で出来るようになると、
%の計算は周りよりもスピードが上がるよ!
何倍されているかが分かれば、「増」「減」が分かる

ちなみに、
先生がずっと小数を勧めてきたのは、
何倍されたかが分かれば、
「増」「減」が分かるからだよ!
この問題を見てみよう。
例題
50人が80人に増えました。何%増えましたか。

俺やってみます!
何倍されたかが分かれば良いなら・・・
80÷50=1.6 1.6倍だ!
これで何%増えたかって・・・
あ!!!わかった!!!
1.6って「1」を基準にすると、
1+0.6 0.6は60%!
だから60%増!

レン君凄い!!
正解です!
何倍されたかが分かると、%まで辿り着きやすいです!
出来るようにしていきましょう!
それでは応用編の問題をやってみましょう!
文字を使うことは必須
例題
昨年より40%増えて、280人になった。昨年の人数は何人か。

まずは40%だから、0.4
「増えた」から「1」を基準にして、
1+0.4=1.4
「元の数」って昨年の人数だけど、
何人か分からないです。

そこで文字を使うよ。
割合の問題は文字を使うことが必須なんだ。
しかも多い時は2つとか3つになることもある。
でも思ったより難しくないから大丈夫じゃないかな。笑

不安になります!笑
とりあえず切り替えて。
「元の数」の昨年の人数をXにすると、
1.4倍した人数が今年の280人だから、
こういう式になるのかな?
X×1.4=280
1.4X=280
X=200 答えは200人!

ほら出来たね!!
思ったよりも出来てくるんだよ!

%の計算が前よりも分かるようになりました!
濃度の頃よりもレベルアップした気がします!

みんなレベルアップしているね!
今回は計算をする上で基礎になる部分です。
「何倍」するのかを早く考えられるようになって、
文字を使うことを恐れなければ、
割合の問題を制することができます!
今日は一旦これで終わりましょう!
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