【利益①】数的推理で利益を解くなら式は一つ!まずはそれを極めよう!

授業
SHIN先生
SHIN先生

それでは今日から【利益】の分野に入りましょう。
この分野は、濃度や割合で学んだ%の計算が出てくるので、
これまでの知識をフルに使えますよ!

【問題】

定価が8,000円の商品を20%割引して売っても、利益は原価の25%になるという。
原価はいくらだったのか。

レン
レン

%の計算を使うのは問題ないけど、
定価とか原価とかがイマイチだな・・・

ノア
ノア

自分でものを売り買いするイメージで考えてみて!
こんな感じだよ!

100円で買ってきたジュースがある。
これを誰かに150円で売る。
そうすると、最初に買った時よりも50円儲けた。

この時の100円が「原価」とか「仕入れ値」と言われていて、買ってきた時の話だと思っておくと良いよ!
そして、150円で売る時の値段が「定価」とか「売値」って言われていて、売った時の話だと思っておく。
最後に儲けた50円が「利益」と言われているよ!

先生が出している問題は、商品「1個」の内容だけど、10個買ったり売ったりすることもある。そういう時にさっきの「仕入れ値」とかと一緒に、「売上」とか「総利益」っていう言葉も出るけど、それはその時で良いかな!わかった??

レン
レン

自分で商売すると分かりやすいね!
ありがとう!!

SHIN先生
SHIN先生

良い例えだったね!

それじゃあどうやって解いていくかを見ていこう!

「利益」の問題を解く際に式は一つで良い!

SHIN先生
SHIN先生

さて、せっかくだからさっきの例えを使おう。

「利益」の問題を解く際には式は一つで良いんだよ!

これがさっきの例えだね。

100円で買ってきたジュースがある。
これを誰かに150円で売る。
そうすると、最初に買った時よりも50円儲けた。

どうやって利益を出したかというと、引き算をしただけなんだよ。

「150ー100=50」

これを言葉で書いてみると、「定価ー原価=利益」になる。

数的推理で利益の問題を解くときはこの式だけで十分なんだよ。

レン
レン

先生!それは凄すぎます!
ただ、先生が出した問題でそれをやろうと思うけど・・・

定価は8,000円で、原価は分からない。
利益に至っては何をしたら良いか・・・。

情報をまとめるだけで、問題はほぼ解けている

SHIN先生
SHIN先生

そうだね。

利益の問題を解く場合は、
最初に「情報をまとめる」ことがポイント。

ちなみに、それが出来たらほぼ解けたようなものなんだよ!

ノア
ノア

そうなんですか!?!?
情報をまとめるって何をしたら良いですか?

表を書くんですか?

表を書くまではしなくて大丈夫!どうやってまとめるかを聞いて、必要なら表を使ったりしてみてね。

まとめる情報は決まっていて、「原価(買った値段)」「定価(売る値段)」「利益(儲け)」そして、売る値段がいくつか出てきたり、買う値段がいくつか出たりするから、それは追加していく。

聞いていても分からないから、最初の問題を見てみよう。

定価が8,000円の商品を20%割引して売っても、利益は原価の25%になるという。

出てきた言葉を見てみると、「原価」「定価」「利益」のほかに、「20%割引して売った」も出てきているね。これをまとめていくよ!順番は任せるけど、説明ではこの順で書いていくね。

原価:
定価:
定価の20%引き:
利益:

これを埋めていこう。
数字が分からなければ、文字を使って良いからね。

レン
レン

定価は8,000円。
原価は分からないからXにしようかな。
定価の20%割引もできるぞ!

でも利益どうしようかな。

原価:X円
定価:8,000円
定価の20%引き:8,000✖️0.8=6,400円
利益:

SHIN先生
SHIN先生

原価をXにしたところや、20%割引の計算で0.8を掛け算したこと、
すごく成長しているね!

利益については、「利益は原価の25%」と言っているね。

25%「増」とか「減」ではなく、25%と言っているから、出来そうかな?

原価:X円
定価:8,000円
定価の20%引き:8,000✖️0.8=6,400円
利益:原価の25%

25%そのものを表したいときは、
小数にしてそのまま掛け算するんだったね。
原価はX円なので、

利益:X✖️0.25=0.25X

これで情報がまとまりました!

原価:X円
定価:8,000円
定価の20%引き:6,400円
利益:0.25X円

式は一つで良い。ただ、応用を効かせる。

ノア
ノア

式は一つで良いけど、
「定価ー原価=利益」の式をそのまま使って、

「8000ーX=0.25X」にするのは違和感があります。

SHIN先生
SHIN先生

おっしゃる通り!
そのままだと違和感があるよね。
式は一つで良いのは変わらないんだけど、
言葉に応用を効かせてほしい。なので少し補足するとこうなる。

定価(売った値段)ー原価(買った値段)=利益(儲け)

いくらで売ったのかが基準になる。
ジュースの話も、100円で買ってきて、150円で売ろうとしたけど、
売れないから120円にしたら儲けは20円だよね。
この時の式も「定価ー原価」で考えて、
「150ー100」って言わないよね?

結局はいくらで売ったのかが最初に来るって頭に置いておこう!

ノア
ノア

分かりました!
そうするとこういう感じで答えまで出せます!

原価:X円
定価:8,000円
定価の20%引き:6,400円(売った値段)
利益:0.25X円

6400ーX=0.25X
6400=1.25X
5120=X

答えは5,120円です!

SHIN先生
SHIN先生

正解です!

ではまとめてみましょう!

まとめ

・利益の問題は式一つで解ける

・ポイントは情報をまとめる(まとめたらほぼ出来ている)

・式を使う場合は言葉に応用を効かせる
 売った値段、買った値段などわかりやすい言葉にしていくのもGOOD!

これで利益の問題は解けるようになります!
情報がたくさん出てきたり、まとめるのが大変な問題が出てくるので、
そういった問題に触れながらマスターしていきましょう。

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